- 2024/12/20 掲載
英公的部門純借り入れ、11月は予想下回るも厳しい財政状況続く
[20日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が20日発表した11月の公的部門純借入額(国有銀行を除く)は112億4900万ポンドとなり、ロイターがまとめた市場予想の130億ポンドを下回った。
一時的な物価下落で物価連動国債の利払いが減ったことが背景で、厳しい財政状況は続いている。
英国では景気が予想以上に鈍化する一方、インフレ率が再び加速している。リーブス財務相は10月30日の予算案で発表した新たな財政ルールの順守で厳しい課題に直面している。
10月の公的部門純借入額は約8億ポンド上方修正された。
11月の物価連動国債の利払いは9月の小売物価指数が0.3%下落したため、18億ポンド減少したが、小売物価指数は10─11月に上昇し、9月の下落分が全て帳消しになった。
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