Valentina Za

[ミラノ １３日 ロイター] - イタリアの銀行ウニクレディトは１３日、イタリアの市場規制当局に同業バンコＢＰＭに対する買収提案を提出した。アンドレア・オルセル最高経営責任者（ＣＥＯ）は買収価格は適切だと述べた。

今回の申請により、ウニクレディトが１１月２５日に発表した１００億ユーロ（１０５億ドル）の買収提案は拘束力を持ち、最低価格が設定される。同行はまた規制当局に承認を申請した。

オルセル氏は声明で「バンコＢＰＭの株主に対する当初の提案は公正かつ適切だと考えている」と述べた。

いかなる取引も株主価値を創出し、ウニクレディトの自社株買いによる利益を上回るものでなければならないとも述べた。企業買収の経験が豊富な同氏は、どんな取引においても少なくとも１５％の利益を上げることを望んでいるとした。

「当社は引き続き、あらゆる企業買収に対して規律あるアプローチを貫くことに注力しており、いかなる取引も戦略的適合性を証明する必要があり、当社の中核的な財務指標を満たすか、それを上回るものでなければならない」と説明した。