- 2024/12/16 掲載
午前の日経平均は小反発、63円高 半導体株の一角が押し上げ
日経平均は80円高で寄り付いた後、狭いレンジ内でのもみ合いが継続し、一時、マイナス圏に転落した。外為市場ではドル高/円安が進行したが、押し上げ効果は主力株の一角にとどまった。前場の日経平均の値幅は上下179円だった。
今週は17―18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、18―19日に日銀の金融政策決定会合が開かれる。市場では「積極的にはポジションを動かしにくいタイミングで、イベント前までは膠着感の強い相場が続くだろう」(大和証券の柴田光浩シニアストラテジスト)との声が聞かれた。
主力株では、東京エレクトロン、アドバンテストのほか、ソシオネクストが9%超高、ディスコ、レゾナック・ホールディングスが2.50%超高となるなど、半導体関連株がしっかりだった。13日の米国市場で米半導体大手ブロードコムが21%急騰し、手掛かりとなった。
TOPIXは0.04%安の2745.46ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆7144億4100万円だった。東証33業種では、繊維、ゴム製品、金属など16業種が値上がり、石油・石炭製品、陸運、空運など17業種が値下がりした。
そのほか主力株では、古河電気工業、パナソニック ホールディングス、フジクラがしっかり、ヤマトホールディングス、小田急電鉄、サイバーエージェントは2─3%超安でさえなかった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが821銘柄(49%)、値下がりは746銘柄(45%)、変わらずは77銘柄(4%)だった。
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