Kenrick Cai

［サンフランシスコ　１１日　ロイター］ - グーグルは１１日、人工知能（ＡＩ）「ジェミニ」の新モデルを発表した。ＡＩの利用方法を広げるメガネ型端末も併せて発表した。

サンダー・ピチャイ最高経営責任者（ＣＥＯ）はブログの投稿で、「新しいエージェント時代」の始まりだとし、新モデルについて「あなたの周りの世界についてより多くを理解し、何歩も先を考え、あなたの監督下であなたに代わって行動を起こすことができる」と述べた。

グーグルは２０２３年１２月にジェミニを発表し、現在は４つのバージョンを提供している。新モデルの開発は、オープンＡＩの「チャットＧＰＴ」に対抗する狙いがある。

新モデルでは、ジェミニの２番目に安価なモデル、「フラッシュ」の性能を向上させ、画像や音声を処理する機能を追加した。

また、スマートフォンのカメラに映ったものについてユーザーと会話できる「プロジェクト・アストラ」の新機能を発表。

ディープマインド部門の製品マネジャー、ビボ・シュー氏は記者団に、このツールがさまざまな言語での会話のほか、グーグルマップや画像認識ツール「レンズ」からの情報処理もできるようになったと語った。

さらに、アストラを眼鏡型端末のプロトタイプでテストすると発表した。