- 2024/12/12 掲載
ヘッジファンドの新規開設、1─9月は2000年以来最低=プレキン
[ロンドン 11日 ロイター] - 英調査会社プレキンが11日公表したデータによると、今年初めから9月末までのヘッジファンドの新規開設数は123本で、少なくとも通年で191本だった2000年以来最低となった。今年通年では24年ぶりの低い水準にとどまる公算が大きいという。
年間の開設数が最も多かったのは2017年の697本。今年に新規開設したヘッジファンドの大半は株式の取引を狙うタイプだった。
世界的にヘッジファンドの新規開設が低調だったのは、欧米の資金調達環境が厳しく、中国で規制が強化されたため。運用担当者の40%が今年は資金調達が前年よりも困難だと回答し、さらに40%が調達環境は前年と同程度に厳しいと答えた。
証券に連動する保険や暗号資産(仮想通貨)などを手掛けるニッチなファンドの新規開設数は1570本で、730本だった2019年から2倍強に増えた。
一方、今年は年初から9月末までのファンド閉鎖本数も過去10年で最低だった。またファンド全体の9月末時点の平均リターンは10%だった。
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