• 2024/11/26 掲載

EU排ガス規制未順守の自動車会社に罰金科すべきでない=独首相

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は25日、記者団に対し、欧州連合(EU)の自動車の二酸化炭素(CO2)排出に関する規制を順守していない自動車メーカーに罰金を科すべきではないとの見解を示した。

EUの規制では、2025年に登録された新車の平均排出量は21年よりも15%減らすよう義務付けられる。だが電気自動車(EV)の販売低迷により、この目標の達成は一段と難しくなっている。

ショルツ氏は「資金は自動車業界と自動車会社自体の現代化のために社内に温存されなければならない」と述べた。

ショルツ氏の発言に先立ちハーベック副首相兼経済・気候保護相は25日、来年から罰金を適用する措置について、来年に規制の限度を超えた排出量を、2026年と27年に排出量を目標以上に削減することで相殺できるのであれば、暫定的に停止することに前向きだと表明した。

ハーベック氏は「われわれは排出量の限度に固執している」としつつも「移行を巡っては現実的な姿勢だ」と指摘。これにより自動車会社は多額の罰金を支払うよう強いられることなく、気候保護の取り組みをさらに進めるための柔軟性とインセンティブが与えられると説明した。

ドイツ自動車工業会(VDA)のミューラー会長はロイターに対し、自動車業界は2028年までに研究開発と工場の変革に4100億ユーロ(4300億5000万ドル)を投資する方針であるにもかかわらず、EVに対する低調な需要と経済面の逆風によって、排出量削減へ向けた取り組みの進展は妨げられていると指摘。厳しい経済情勢やEVの需要低迷といった事情を考慮すると、「2025年に科される罰金による負担増は回避されるべきだ」と述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます