伊藤忠商事は２６日、子会社を通じ、米グーグルのスマートフォン「Ｐｉｘｅｌ（ピクセル）」の認定中古品の販売を始めたと発表した。グーグル認定品の販売は国内初。円安、物価高で新機種の価格が上昇する中、割安ながら高品質な認定品で需要を取り込む。中古品市場の活性化で、廃棄削減や資源の有効活用にも寄与する。

中古携帯電話のオンライン販売を手掛けるＢｅｌｏｎｇ（ビロング、東京）のサイトで扱う。認定品は厳格な品質検査のほか、純正の新品バッテリーへの交換やパーツの修理も行い、新品に準じた品質を確保する。

機種などによるが、新品に比べ２～３割程度安く購入できる。１年間の保証も付ける。

民間調査会社ＭＭ総研（東京）によると、２０２３年度の中古スマホの販売台数は前年度比１６．６％増の２７２万８０００台。２８年度には４３８万台に拡大する見込みだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕米グーグルの「Ｐｉｘｅｌ（ピクセル）９プロ」（ＡＦＰ時事）