- 2024/11/26 掲載
ブラジル食肉業者、仏カルフール国内店舗に供給停止か=報道
報道によると、供給を停止したのはブラジル食肉加工大手JBSやマルフリグなど。カルフール150店舗で影響が生じ、輸送も混乱しているという。
一方、カルフールは「事実無根」と報道を否定。ロイターに24日、地元店舗への食肉供給は通常通りで、不足していないと説明した。
ブラジル肉輸出工業会(ABIEC)は供給停止についてコメントしていない。先週の声明では、カルフールの南米産食肉排除方針について「矛盾している」と批判していた。同会によると、カルフールはブラジル国内で1200店舗を展開しているという。
ブラジル政府もカルフールを非難。ファバロ農業相は、欧州連合(EU)と南米南部共同市場(メルコスール)の貿易協定締結を妨害する仏企業の「組織的な行為」との見方を示した。
ボンパール氏はSNSで、協定締結により「食肉生産のリスクが仏市場に広がり、義務や基準を満たせなくなる」と指摘した。
これに対しABIECは「仏農家を守ろうとするカルフールの保護貿易主義的な立場が同社の事業を弱体化させ、欧州市場を供給不足のリスクにさらしている」と述べた。
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