- 2024/10/29 掲載
アディダス、中国四半期売上高が22年初頭以来最高 北米も回復
[29日 ロイター] - ドイツのスポーツブランド、アディダスが29日発表した第3・四半期決算では、グレーターチャイナ(大中華圏)の売上高が2022年第1・四半期以来の高水準となった。
大中華圏の売上高(為替変動の影響を除外)は前年比9%増の9億4600万ユーロ(10億2000万ドル)。同地域の四半期売上高としては2022年初頭以降で最高だった。多くの企業が中国で苦戦する中、異例の好業績を達成した。
北米の売上高(為替変動の影響を除外)は13億6000万ユーロで前年同期を7%下回った。しかしYeezy(イージー)ブランドを除外した売上高は第2・四半期に回復し、第3・四半期は増収となった。
アディダスは2年前に米ラップ歌手のYe(イェ)(旧名カニエ・ウエスト)と決別して、収益性の高いスニーカーブランド「Yeezy(イージー)」を突然打ち切った。ビョルン・グルデン最高経営責任者(CEO)はアディダスブランドの立て直しに取り組んできた。
同CEOは「グレーターチャイナにおける力強い基調成長と、北米のアディダスブランドが過去2四半期に予想より早くプラスに転じたことは、中期的な将来への自信を強めるものだ」と述べた。
アディダスは10月中旬に通期業績予想を上方修正している。
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