- 2024/10/28 掲載
ECB、来年1月理事会前に欧州委員長と対話へ 政策調整で定期化目指す
関係者の話では、フォンデアライエン氏と対話する機会をつくり、さまざまな分野の政策すり合わせを進めたいというのがECBの考えで、会合を定期化することを目指している。ただ必ずしも理事会前に設定するわけではなく、理事会の正式な枠組みにするつもりはないという。
ECBの広報担当者はコメントを拒否した。
近年欧州では金融政策と他の政策の足並みがそろわず、ECBが過剰な負担を担うか、大きな逆風に見舞われることが問題になっている。
例えば物価が低迷していた局面では、ECBが成長てこ入れに努力しようとしても、財政政策が十分な援護射撃を行わなかった。一方最近の物価高騰時は、一部の国の度を超えた補助金がECBのインフレ対策を難しくした。
ECBが外部の人物を会合に呼ぶのは初めてではない。欧州委のドムブロフスキス上級副委員長はEU条約の規定に基づき、定期的にECBの会合に出席している。
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