- 2024/10/26 掲載
10月米雇用者数、ボーイングなどのスト影響か 4万人超下押しの可能性
[ワシントン 25日 ロイター] - 10月の米非農業部門雇用者数が航空機大手ボーイングや大手ホテルチェーンなどのストの影響で、最大4万1000人下押しされる可能性がある。米労働省のデータから25日明らかになった。
ロイターが実施したエコノミスト調査によると、11月1日発表される10月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数は12万5000人増加することが見込まれている。9月は25万4000人増だった。
ストに関する労働省の月次報告によると、ストを行っているボーイング従業員は3万3000人。さらに国際機械工・航空宇宙労働者組合の約5000人がセスナ機などを製造するテクストロンでストを行った。
そのほか、カリフォルニア州とハワイ州のヒルトン、ハイアット、マリオットのホテルやモーテルでは3400人の労働者がストを決行した。
また、米南部などを襲ったハリケーン「へリーン」や「ミルトン」の影響で、10月に最大4万人の雇用が失われたと推定されている。
ただエコノミストらは、米連邦準備理事会(FRB)が11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、10月の雇用統計の内容をさほど重要視しない可能性があるという見方を示している。
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