- 2024/10/25 掲載
東京コアCPI、10月は+1.8%に鈍化 サービスは+0.8%に加速
[東京 25日 ロイター] - 総務省が25日に発表した10月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は107.9と、前年同月比1.8%上昇した。エネルギー価格の伸び率が大幅に縮小、コアCPIの伸び率は日銀が目標とする2%を下回り、今年4月以来の低い伸び率となった。一方、サービス価格は0.8%上昇で、9月の0.6%上昇を上回った。
コアCPIの伸び率はロイターがまとめた民間予測(同1.7%上昇)を小幅に上回った。
エネルギー価格の上昇率は2.5%で、前月の9.5%から大きく鈍化した。電気代は4.0%上昇、都市ガス代は1.8%上昇といずれも前月の伸び率を大幅に下回った。政府の「酷暑乗り切り緊急支援」で総合指数を0.51%ポイント押し下げた。前年同月は政府の電気・ガス価格激変緩和対策の補助金が半減され、電気代や都市ガス代が高めに出ていたことも伸び率縮小につながった。
生鮮食品除く食料は3.8%上昇となり、前月の2.8%上昇を上回った。うるち米(コシヒカリを除く)は65.9%上昇した。
賃金と物価の好循環を占う上で、企業の値上げが集中する10月にサービス価格がどうなるか、日銀では注目されていた。サービス価格では、一般サービスの外食が3.6%上昇し、前月を上回った。
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