- 2024/10/25 掲載
米UPS、第3四半期利益が予想上回る 取扱量回復で
[24日 ロイター] - 国際貨物輸送大手の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が24日発表した第3・四半期決算は、調整後1株当たり利益は1.76ドルとなり、アナリストの平均予想1.63ドルを上回った。取扱数量の回復と効果的なコスト管理が奏功した。
調整後営業利益率は前年同期の7.7%から8.9%に改善した。
連結売上高は222億5000万ドル。平均予想221億4000万ドルを上回った。
通期の調整後営業利益率の見通しは9.6%と、7月時点の見通し9.4%から引き上げた。
新型コロナウイルス禍による都市封鎖の解除や、インフレ圧力により電子商取引(EC)関連の需要が減少。9四半期にわたり需要が低迷していたが、5月以降、米国で取扱量が増えている。
第3・四半期の米国内取扱量は6.5%増えた。ただ、伸びの大部分は、格安通販として知られる新興のECである「SHEIN(シーイン)」「Temu(ティームー)」の利用に伴うものだった。
UPSは、米郵便公社(USPS)から航空貨物輸送業務を新たに委託された。これまで受託されていた競合の米フェデックスが9月29日に契約満了を迎えたためで、このUSPSとの5年契約が初年度から利益をもたらすと見込んでいる。
関連コンテンツ
PR
PR
PR