- 2024/10/17 掲載
韓国国債の世界指数採用、日本などからの資金に期待=企画財政省
[ソウル 17日 ロイター] - 韓国企画財政省のキム・ユンサン次官は16日、ロイターのインタビューに応じ、同国の国債が世界的な指数に採用されることで日本を含む各国から新たな資金が流入し、発行が増える中でも利回りが安定することが期待されると述べた。
指数算出会社のFTSEラッセルは8日、韓国国債を2025年11月から「世界国債指数(WGBI)」に組み入れると発表した。
キム氏は「日本国債は(WGBI)指数の約1割を占め、投資のほとんどはパッシブファンドによるものであるため、各ファンドが韓国国債に同程度の投資を行うと見込んでいる」と述べた。
同省によると、オーストラリア、カナダ、中東のスーパーファンドからの資金も呼び込む見通し。
韓国政府は25年に201兆3000億ウォン(1479億ドル)という記録的な国債発行を予定。国内市場にこれを処理する用意があるかという質問に対し「このような資金流入は韓国国債に対する需要の高まりを示しており、計画されている発行額を吸収するのに役立つ」と答えた。
また「必要であれば市場を安定させる手段を用意しているので、ボラティリティーが上昇しても問題はないが、こうして流入する資金は中長期的な投資であることを考えると、実際にボラを低下させるだろう」と語った。
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