[北京　１７日　ロイター] - 中国の倪虹・住宅都市農村建設相は１７日、資金を受けられる住宅プロジェクトの「ホワイトリスト」を拡大するとともに、銀行融資の規模も４兆元（５６２０億ドル）に増やすと表明した。

ホワイトリスト計画は市場安定化を図るため１月に発表された。デベロッパーが確実に建設を完了し、購入者に住宅を引き渡せるようにすることが狙い。９月末時点で５３９２件のプロジェクトが銀行の承認を受け、融資額は約１兆４０００億元に達している。

同相は会見で、都市化プロジェクトの収益化に向けた対策も講じると表明。１００万の村が対象になると述べた。

会見に同席した国家金融監督管理総局の肖遠企・副局長はホワイトリスト計画向けに承認された融資が今月１６日時点で２兆２３００億元に達したと述べた。

中国当局はここ数週間、不動産部門の安定化に向けた対策を相次いで発表している。

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