- 2024/10/17 掲載
伊ウニクレディト、EU裁判所の判決待ち ECBのロシア事業縮小指示に異議
[ロンドン 16日 ロイター] - 複数の関係者がロイターに語ったところによると、イタリア金融大手ウニクレディトは、欧州中央銀行(ECB)の指示に従ってロシア事業を直ちに縮小する必要があるかどうかを見極めるため、裁判所の判決を引き続き待っている。
ウニクレディトは約4カ月前、ECBの事業縮小指示に対する異議を欧州連合(EU)の一般裁判所に申し立てた。7月には「この先数カ月で」判決が出るとの見解を表明し、ロシア事業を2025年に縮小する目標を改めて示した。
ウニクレディトは現在、ドイツのコメルツ銀行の買収に向けてECBの承認を求めている。ECBは買い手の資金力や訴訟を含めた評価などの基準で銀行買収を審査するが、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金調達のリスクが高まるかどうかも精査する見込みだ。
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