- 2024/10/17 掲載
NY市場サマリー(16日)ドル11週間ぶり高値、ダウ最高値・利回り低下
終盤の取引で、主要通貨に対するドル指数は0.3%高の103.59。一時、11週間ぶりの高値となる103.60を付ける場面もあった。
ユーロ/ドルは0.4%安の1.0855ドル。一時、8月初旬以来の安値となる1.0853ドルを付けた。
ポンドの下げが目立った。対ドルでは0.7%安の1.2982ドルと、8月20日以来初めて1.30ドルの節目を割り込んだ。対ユーロでも0.5%下落した。
ドル/円は0.4%高の149.765円。
<債券> 国債利回りが低下した。この日発表された経済指標で利下げ継続観測が裏付けられたことを受けた。指標となる10年債利回りは3営業日連続の低下となった。
労働省が発表した9月の輸入物価指数は、前月比0.4%下落し、2023年12月以来、最大の下落率となった。インフレ見通しが緩やかになることが示され、連邦準備理事会(FRB)は利下げを継続するとの見方が裏付けられた。
10年債利回りは、2.6ベーシスポイント(bp)低下の4.012%。一時、3.995%と、10月7日以来の低水準を付けた。同利回りは、9月の雇用統計が好調だったことを受け4週間連続で上昇し、先週は7月31日以来の高水準となる4.12%を付けていた。
30年債利回りは、3.3bp低下の4.295%。
2年債利回りは2.3bp低下の3.933%。
<株式> ダウ工業株30種が反発し、最高値を更新した。小型株の上昇と銀行大手の好業績が追い風となり、ハイテク株が主導した前日の下げから切り返した。
S&P総合500種も終値での大台突破まであとわずかに迫った。
モルガン・スタンレーが6.5%高と急伸した。朝発表した第3・四半期決算は、投資銀行部門が好調だったことで利益が予想を上回った。
ハイテク大手からより割安なセクターへの資金シフトもみられ、
ラッセル2000指数は1.6%、S&P小型株指数は1.4%、それぞれ上昇し、2021年11月以来の高値で引けた。
ハイテク株では、前日最高値を付けたアップルが0.9%下落した。アルファベット、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフトも0.2─1.6%下落した。
前日下げが目立った半導体大手のエヌビディアは3.1%高。
<金先物> 新規材料難の中、米長期金利の低下を受けた買いに続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比12.40ドル(0.46%)高の1オンス=2691.30ドル。
<米原油先物> 中東情勢の緊迫化による過度の供給不安後退やエネルギー需要見通し懸念を背景とした売りが続き、4営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物は前日清算値(終値に相当)比0.19ドル(0.27%)安の1バレル=70.39ドルだった。12月物は0.19ドル安の69.82ドル。
ドル/円 NY終値 149.62/149.65
始値 149.38
高値 149.81
安値 149.15
ユーロ/ドル NY終値 1.0861/1.0863
始値 1.0889
高値 1.0901
安値 1.0854
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 99*05.50 4.2992%
前営業日終値 98*22.00 4.3280%
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*27.00 4.0180%
前営業日終値 98*22.00 4.0380%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*14.50 3.8457%
前営業日終値 98*12.25 3.8610%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*05.63 3.9418%
前営業日終値 99*04.75 3.9560%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 43077.70 +337.28 +0.79
前営業日終値 42740.42
ナスダック総合 18367.08 +51.49 +0.28
前営業日終値 18315.59
S&P総合500種 5842.47 +27.21 +0.47
前営業日終値 5815.26
COMEX金 12月限 2691.3 +12.4
前営業日終値 2678.9
COMEX銀 12月限 3197.4 +21.8
前営業日終値 3175.6
北海ブレント 12月限 74.22 ‐0.03
前営業日終値 74.25
米WTI先物 11月限 70.39 ‐0.19
前営業日終値 70.58
CRB商品指数 281.7671 ‐1.0916
前営業日終値 282.8587
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