- 2024/10/16 掲載
JPモルガン、年内にケニア・コートジボワール進出へ=ダイモンCEO
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースはアフリカでの事業拡大を目指しており、年内にケニアとコートジボワールに進出する計画だ。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)がロイターに語った。
ダイモン氏は11日、アフリカに向けて出発する前にニューヨークから電話で「われわれはアフリカで2、3年ごとに(進出したり、事業を拡大したりする国を)1、2カ国増やしたい」と語った。
ロイターは先月、関係者の話として、ダイモン氏が10月半ばにケニア、ナイジェリア、南アフリカ、コートジボワールを訪問すると報じていた。
ダイモン氏は訪問することで、現地の知識を深め、関係を強化できると語った。
ダイモン氏によると、ケニアとコートジボワールでは商業銀行業務と投資銀行業務、トレジャリー・サービスに重点を置き、場合によっては一部の融資業務も提供する可能性がある。この2カ国では、南アとナイジェリアですでに提供しているアセット・ウェルスマネジメント(AWM)サービスを提供する計画は当面ないという。
ダイモン氏は「現時点ではAWM(の計画)はないが、今後数年で行わないという意味ではない」と述べた。
ケニア中央銀行は14日、JPモルガンが駐在員事務所を設立することを許可したと発表した。
ダイモン氏は、米国の金融機関が海外に進出するのはポジティブな動きで、政府はそうした海外で競争する取り組みを支援すべきだと指摘。中国企業の広範に及ぶ事業展開に言及し、米企業もそれらの市場に進出すべきだと語った。
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