- 2024/10/14 掲載
中国・広州汽車、欧州でEV生産検討 関税回避狙い
[パリ 13日 ロイター] - 中国自動車大手の広州汽車集団が欧州で電気自動車(EV)の生産を検討していることが分かった。欧州連合(EU)の関税措置を回避するのが狙い。同社国際事業部門のゼネラルマネジャーが13日、ロイターに語った。
広汽集団は2030年までに海外販売を50万台に増やす目標を掲げている。現時点で欧州ではEVは販売していないが、14日開幕のパリ国際自動車ショーで、欧州市場向けスポーツ用多目的車(SUV)のEVを発表する予定だ。
欧州委員会による中国製EVへの関税措置にもかかわらず、GACは依然として欧州を「比較的開かれた」重要な市場と評価しているという。
同ゼネラルマネジャーは「関税の問題は明らかにわれわれに影響を与えている。ただ、長期的には全ての問題は克服できる。全てを解決する方法はある」と強調した。その上で「現地生産はこの問題を解決する方法の一つだ」と指摘し、「現地生産の可能性を極めて積極的に模索している」と述べた。
検討は初期段階にあり、新工場を建設するか、既存の工場を共同使用、あるいは引き継ぐかについては検討中だという。
関連コンテンツ
PR
PR
PR