- 2024/10/10 掲載
英規制当局、大手金融機関の報酬支払い規則の緩和を検討=消息筋
2008年の金融危機の際に、バンカーが高額な報酬を得ようと過剰なリスクテークに走り、世界的な金融システムを揺るがしたとの問題意識が高まったことから、英規制当局はバンカーの報酬について、支払いを繰り延べたり、賞与の返還を求めたりすることができるルールを導入した。
消息筋2人によると、健全性規制機構(PRA)と金融行動監視機構(FCA)は、大手金融機関の幹部社員の報酬支払いを最大7年間繰り延べるルールの見直しを進めている。
ロイターは市中協議が始まったことを確認できていない。
こうした規則を巡っては、規制が英国よりも緩い欧州連合(EU)の金融拠点と競争する上で英国が不利になっていると批判の声が上がっており、銀行や業界団体は以前から見直しを求めていた。
PRAとFCAは昨年10月に大手金融機関の賞与の上限を撤廃している。
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