- 2024/10/09 掲載
今年の米天然ガスは生産減少、需要が過去最高に=EIA
液体分を生じない乾性ガスの今年の生産量は1日当たり1035億立方フィートと、過去最高だった2023年の同1038億立方フィートから減少する見込み。予想通りなら2020年以来初の減少となる。3月にヘンリーハブのスポット価格が32年ぶりの水準に落ち込み、多くの生産者が掘削活動を縮小したことが背景にある。来年は同1046億立方フィートへの回復を見込んだ。
国内の天然ガス消費量は、過去最高だった23年の1日当たり891億立方フィートから901億立方フィートに増加し、25年には再び891億立方フィートに戻ると予想した。
9月の予想は供給量が1日当たり1034億立方フィート、消費量が同899億立方フィートで、いずれも上方修正となった。
今年の米国の液化天然ガス(LNG)輸出は、過去最高だった昨年の1日当たり119億立方フィートから121億立方フィートに増加し、25年にはさらに138億立方フィートに増える見込み。
国内の今年の石炭生産は5100万トンと昨年の5775万トンを下回り、1964年以来の低水準になる見通し。25年にはさらに4846万トンに減ると予想されている。
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