[ジュネーブ ８日 ロイター] - 中国は８日、電気自動車（ＥＶ）の輸入関税を巡りトルコとの協議を世界貿易機関（ＷＴＯ）に要請したと明らかにした。

ＷＴＯへの協議要請は貿易紛争における最初の正式なステップで、この段階で紛争が解決することもある。

中国製ＥＶを巡っては、政府から手厚い補助金を受けているとして世界的に輸入を規制する動きが強まっている。

トルコは６月、中国からの自動車輸入に４０％の追加関税を課すと発表。９月には中国を含む一部の国からのプラグイン・ハイブリッド車（ＰＨＶ）の輸入に厳しい条件を課した。

中国は「トルコによる差別的な措置はＷＴＯの規則に違反し、保護主義的だ。トルコに対し、ＷＴＯ規則に従い、直ちに措置を是正するよう求める」と述べた。