- 2024/08/14 掲載
ヘッジファンドへのエクスポージャー削減予定の投資家増加=調査
[ロンドン 14日 ロイター] - 今年の平均リターンが芳しくない中、ポートフォリオに占めるヘッジファンドの割合を減らす予定と回答した投資家の割合が増加していることが、データプロバイダーのプレキンの調査で明らかになった。
185の機関投資家からの回答に基づく報告書によると、3分の1以上に当たる35%が、ポートフォリオに占めるヘッジファンドの割合を昨年より最大10%ポイント縮小すると回答した。
同報告書によると、ヘッジファンドの今年(6月30日まで)のリターンは推定6%で、いくつかのベンチマークを下回っている。MSCIの世界47カ国の株価指数は、この期間に約11%上昇。S&P総合500種指数も同期間に15%上昇した。
報告書によると、投資家はヘッジファンドの運用成績は想定通りと認識。3分の2は長期的に6%から12%のリターンを予想、これより少ない割合の投資家は14%から16%超のリターンを期待している。
一方、半数弱の投資家はポートフォリオを変更しないと回答。ヘッジファンドへの資産配分を増やす予定があるとした投資家のうち、68%は2025年までその決定を先延ばしにする意向だとした。
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