- 2024/08/14 掲載
米GMをテキサス州が提訴、ドライバーのプライバシー侵害疑い
[13日 ロイター] - 米テキサス州は13日、ゼネラル・モーターズ(GM)が1400万台以上の車にドライバーのデータを収集する技術を搭載し、同意なく保険会社などに情報を売却していたとして提訴した。
同州のパクストン司法長官は提訴について、複数の自動車メーカーがドライバーに知らせずに大量のデータを収集・売却したかどうかを巡り州政府が6月に発表した調査を受けた措置だとした。
同長官によると、GMのデータは州内180万人以上のドライバーにスピード違反や急ブレーキ、急ハンドル、シートベルト不使用、深夜の運転など「悪い」習慣があるかどうかを評価する「ドライビング・スコア」の作成に使われていた。
保険会社は保険料の引き上げや契約解除、補償拒否などの判断にこのデータを使うことができたという。
データ収集技術は2015年モデルから大半のGM車に搭載されたとしている。
州側は不適切に収集されたデータの破棄やドライバーへの補償、民事制裁金などを求めている。
GMは司法長官室と協議してきたとした上で、提訴を精査中だとコメント。消費者のプライバシーを保護すべきという考えを共有していると述べた。
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