• 2024/08/13 掲載

急激な円高に伴う株の投げ売り、今後も続く=ゴールドマン

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Nell Mackenzie

[ロンドン 13日 ロイター] - ゴールドマン・サックスのストラテジスト、スコット・ルブナー氏は12日付のリポートで、ヘッジファンドなどの「システマティック・トレーディング戦略」による投げ売りが続いており、過去1カ月で世界の株式先物に約1090億ドルの売りが出たと指摘した。

こうした売りは秋まで続く可能性が高く、9月後半が「やっかいな取引環境」になる可能性があるとしている。

システマティック・トレーディング戦略では、人間の直感ではなく、厳密なルールを基づいて取引を行う。

ルブナー氏は、円などの通貨ポジションの解消に伴う今月の株式市場のメルトダウンについて、商品投資顧問(CTA)のシステマティック・トレーディング戦略が一因だと指摘。こうした戦略では、リスクが一定の閾値を超えると、強制的に売りを出す仕組みになっている。

同氏は「CTA戦略によるシステマティックなルールに基づくレバレッジ解消が、引き続き最も重要な影響を及ぼしている。私が見た巻き戻しの中で最大級・最速のものの1つをわれわれは目撃した」と述べた。

オフィス・オブ・ファイナンシャル・リサーチのヘッジファンド・モニターが提供したデータによると、ヘッジファンドのレバレッジは現在、過去10年で最高水準にある。

米国籍のヘッジファンドがプライムブローカーから借り入れた資金は3月末時点で2兆3000億ドルと、2019年12月から約63%増加。資産の増加ペースを上回ったという。

ゴールドマンによると、トレーダーは過去1週間で大量の株式先物を売却。売却額は800億ドル前後に達した。

年金基金は例年9月にポートフォリオのリバランスを行うが、今回は株式へのエクスポージャーを「さらに売る」見通しという。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます