- 2024/08/13 掲載
午前の日経平均は続伸、ハイテク株が押し上げ 一時3万6000円台
日経平均は465円で寄り付き、前場中盤には1000円高の3万6025円92銭まで上昇した。その後は上げ幅を縮小し、日経平均は800円ほど高い3万5800円近辺でのもみ合いが継続した。
今週は米国で7月の卸売物価指数(PPI)や消費者物価指数(CPI)など、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の先行きを見極める上で重要な経済指標を控えている。市場では「売りの抵抗感は和らいでいるものの、先週の暴落からの全値戻しは経済指標次第となるだろう」(アイザワ証券の坂瀬勝義国内情報課長)との声が聞かれた。
そのほか、国内ではお盆休みで市場参加者が少なくなることが想定され、「薄商いの中で株価が変動するリスクについては注意が必要」(国内証券ストラテジスト)との見方もあった。
東証株価指数(TOPIX)も続伸し、1.78%高の2527.40ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆5017億6600万円。東証33業種では、値上がりは保険、海運、電気機器、鉱業、証券など27業種、値下がりは空運、陸運など6業種だった。
主力株は、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソニーグループが5%超高。荏原製作所は8%超高、楽天グループ、キーエンスは7%超高だった。
半面、シャープ、明治ホールディングスは5%超安、花王は2%超安だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1132銘柄(68%)、値下がりは485銘柄(29%)、変わらずは24銘柄(1%)だった。
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