- 2024/08/08 掲載
ディズニー4─6月業績、予想上回る テーマパークは低調継続の見通し
さらに、エンターテインメント部門(映画含む)は、動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」、Hulu、スポーツ配信「ESPN+」のストリーミング事業を含めたベースで、初の黒字を達成。自社予想よりも1四半期早い黒字転換となった。
ただ、同社全体の利益の半分超を占めるテーマパーク事業が減益となったことが嫌気され、ディズニーの株価は約3%下落した。
調整後1株利益は1.39ドル、売上高は4%増の232億ドル。LSEGのまとめたアナリスト予想はそれぞれ1.19ドル、231億ドルだった。
映画やストリーミング事業を含む営業利益はほぼ3倍増の12億ドル。
ディズニー+、Hulu、「ESPN+」ストリーミング事業の営業利益は4700万ドルだった。
半面、ディズニーランドなどのテーマパークを含むエクスペリエンス部門の営業利益は3%減の22億ドル。米国内のテーマパークやクルーズ船などへの需要後退が響いた。
ディズニーは米国内のテーマパークに対する需要「減速」が今後数四半期続く可能性があるとし、エクスペリエンス部門の第4・四半期(7─9月)期営業利益が前年同期比で「1桁台半ば」の減少になる可能性が高いという見通しを示した。
映画事業は巻き返しを見せ、インサイド・ヘッド2の世界興行成績は約16億ドルとなっている。
ESPNを含むスポーツ部門の営業利益は6%減の8億200万ドルだった。
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