- 2024/08/07 掲載
中国、新規債券ファンドにデュレーションの上限設定=関係筋
長期国債の高騰を抑制する狙いがあるとみられる。
関係筋によると、証監会は最近、大手投資信託会社に対し、新たに設定する債券ファンドのデュレーションを2年に制限するよう要請。
関係筋はこれについて「中・長期債に投資するファンドの抑制にもつながる」と述べた。
債券ファンドのマネジャーは誓約書への署名を求められるという。
今回の措置は大手投資信託会社が運用する新規の債券ファンドが対象。既存のファンドには適用されない。
中国では、預金金利の引き下げや株式市場の不安定化を背景に、安全な逃避先を求める大量の資金が国債に流入している。
中国人民銀行(中央銀行)は見境のない国債購入を控えるよう繰り返し警告。国債バブルに発展すれば危機につながりかねないと警戒している。
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