- 2024/08/06 掲載
午後3時のドルは145円半ばへ反発、急落前の水準回復
[東京 6日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の145円後半で取引されている。日本株の大幅反発が円買い一巡感を高めた格好となり、ドルは前日の下げ幅を埋める急速な切り返しとなった。
ドルは朝方からじり高展開で、東京株式市場の取引が始まった後に上昇が加速。午前9時過ぎに一時146.36円と、5日午前9時前とほぼ同水準まで反発し、前日の急落を帳消しにした。
その後、144円台へ調整する場面もあったが、日経平均が過去最大の上げ幅となる3200円超上昇して取引を終えると、ドルも午後3時過ぎに再び146円台へ切り返すなど、底堅い動きが続いた。
ドルは前日午後に一時141.67円まで下落し、1月2日以来7カ月ぶり安値を更新した後、米経済指標の上振れなどを受けて、きょう朝方には144円台へ反発していた。
市場では、株価の反発に加えて「他資産と円相場の最近の相関などからみて、短期的にドル140円割れは行き過ぎの印象が強い」(外銀アナリスト)との見方が強まったことが、円買いに歯止めをかけたとの指摘も出ていた。
テクニカル的にも、相場上下動の勢いを示すRSI(相対力指数)が9日平均で1997年以来の低水準を付けるなど、下げが過剰な域に達した可能性を示唆していた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 145.85/145.88 1.0945/1.0949 159.66/159.71
午前9時現在 145.79/145.82 1.0950/1.0951 159.64/159.69
NY午後5時 144.17/144.22 1.0952/1.0955 157.88/157.93
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