- 2024/08/06 掲載
中国発改委、電力システム更新計画の詳細公表 再エネ増強へ
2024年から27年までの計画は、30年までに二酸化炭素(CO2)排出量をピークアウトさせる政府の目標を後押しするもので、送電・配電システムのアップグレードに関する指針も含まれている。
また長距離送電プロジェクトで、より多くの再生可能エネルギーを使用するよう求めている。
「需要応答(デマンドレスポンス)」プログラムにより、最大電力負荷の5%に相当する電力量を管理・調整する目標を設定した。需要応答が最大電力負荷の10%に達するための条件も整えた。
需要応答は消費者の電力使用量をピーク時からシフトさせて、電力網にかかる需要のバランスを取ることを指す。
発改委は次世代の石炭火力発電に関する基準の策定、石炭火力発電所からの排出量削減、石炭と低炭素燃料の混合を求めた。
電気自動車(EV)充電インフラの改善や、EV充電需要の多い地域での新たな送電網スケジュール計画の試験的導入なども盛り込んだ。
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