• 2024/08/06 掲載

TOPIX採用企業の今期純利益0.7%増、外部環境次第で下振れも=SMBC日興集計

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 6日 ロイター] - SMBC日興証券の集計によると、TOPIXを構成する3月決算企業の2025年3月期の通期純利益予想は前年比0.7%増の49兆3440億円で、過去最高を更新するペースとなっている。ただ、第2・四半期以降の為替動向やマクロ環境次第では下振れ、過去最高益は未達となる可能性がある。

5日までの発表分(614社、開示率43.2%)に、今後発表する企業の従来予想を加味して試算した。SMBC日興証券株式調査部の安田光氏は「マクロ環境が改善していけば、その分の効果はこれから会社予想に織り込まれるので、増益着地になる可能性がある。想定為替レートやマクロ環境の変動に注意をしていきたい」と話す。

5日までの開示分の集計では、前年比3.0%減。金融を除くと5.7%減となる。内訳は、製造業が同6.5%減、非製造業は同4.6%減。純利益ベースの会社予想で上方修正を発表したのは51社で、下方修正は6社だった。

マイナスに寄与する電気・ガスは前年に燃料価格の下落などで高水準であった反動が、自動車などの輸送用機器は、半導体不足の解消や値上げ効果で大幅な増益率となった前年の反動がある。半面、銀行は貸出金残高の増加や国内外の利ザヤ改善などを追い風にプラスに寄与。黒字転換を達成する化学、運賃の上昇の恩恵を受ける海運もプラスに寄与する。

SMBC日興証券の安田氏は、世界の景気減速と急速な円高進行などを今期のリスク要因として挙げている。外部環境が変わり、為替のトレンドが円安一辺倒ではなくなってきたとして「内需セクターがどれだけ業績を伸ばし、株価上昇に寄与していけるかも重要」と話す。

2024年4―6月期実績の純利益は3.0%増で、進捗率は30.6%となっている。金融を除けば0.7%減。内訳は製造業が2.7%増、非製造業は4.6%減。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます