- 2024/08/06 掲載
英大手行、破綻処理に救済不要 中銀が審査結果公表
[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は6日、HSBC、バークレイズ、ロイズ、ナットウエストなど国内大手銀行8行について、経営危機が起きても、直ちに公的資金を投入することなく破綻処理を進めることが可能だとの審査結果を公表した。
中銀は大手行の「破綻処理可能性」について2回目の審査を実施した。
「仮に今日、英国の大手銀行が破綻した場合でも、安全に破綻処理に入ることができるという保証がさらに得られた。公的資金の投入ではなく、株主や投資家が最初に破綻コストを負担することで、営業を続け、重要な銀行サービスの提供を継続することが可能だ」としている。
審査対象にはサンタンデールUK、スタンダード・チャータード、ヴァージン・マネーUK、ネーションワイドも含まれている。
審査では一部の「欠点」や「さらに強化すべき」分野が見つかったが、いずれも破綻処理を妨げるほど深刻なものではなかったいう。
1回目の審査から「大幅な進展」が見られたため、次回の審査は1年延期し2026─27年に行うとしている。
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