ＫＡＤＯＫＡＷＡは５日、同社グループへのサイバー攻撃で流出した個人情報が計２５万４２４１人分に上るとの調査結果を発表した。このうち１８万６２６９人は通信制高校「Ｎ高校」を含む学校法人角川ドワンゴ学園関連の情報だった。調査結果は個人情報保護委員会に報告した。

漏えいが確認されたのは、「ニコニコ動画」を運営するドワンゴの全従業員や、クリエイターを含む取引先の氏名や住所などの個人情報。角川ドワンゴ学園関係では、在校生、卒業生、保護者、出願者らの一部の個人情報が漏れた。ドワンゴの取引先との契約情報なども流出した。

社外専門家の調査で、「フィッシングなどの攻撃により従業員のアカウント情報が窃取されたことが根本原因」と推測。アカウント情報を基に社内ネットワークに侵入されたと説明した。

【時事通信社】