- 2024/08/02 掲載
米国株式市場=急反落、ダウ494ドル安 経済指標受け景気減速懸念
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数がそろって急反落して取引を終えた。ダウ工業株30種とS&P総合500種は1%超、ナスダック総合は2%超、下落して終了した。
米連邦準備理事会(FRB)が制約的な金融政策を維持する中、この日発表の一連の経済指標で、予想以上のペースで景気が減速している可能性が示されたことが重しになった。
寄り付きは前日発表の決算を好感したメタ・プラットフォームズへの買いなどを追い風に上昇した。だがその後、米供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業景気指数が8カ月ぶりの低水準となり、拡大・縮小の分岐点となる50も4カ月連続で下回ったことを受けて下げに転じた。
MDBキャピタルのプレジデント兼チーフ市場ストラテジスト、ルー・バセネーズ氏は「FRBが利下げで後手に回っているのではという懸念を高めるものだ」とし、「FRBがソフトランディング(軟着陸)を実現できると確信している投資家は少なく、こうした懸念をデータが裏付け始めている」と述べた。
米労働省が発表した7月27日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は11カ月ぶりの水準に増加。労働市場の軟化を示唆したが、季節的な要因も影響した。市場では2日発表の雇用統計に注目が集まる。
公益事業や不動産などディフェンシブセクターは上昇した。大型株の下落に押されて情報技術や一般消費財は下げが目立った。
アマゾン・ドット・コムは1.56%安で通常取引を終了。引け後に発表した決算と業績見通しを受け、時間外取引で4.47%下落した。
アップルも1.68%安で引けた。
メタは4.82%高。第2・四半期の売上高が市場予想を上回ったほか、第3・四半期の売上高についても明るい見通しを示した。
中小型株で構成するラッセル2000は3.03%下落した。
エヌビディアも6.67%安。アーム・ホールディングスが前日発表した売上高見通しが保守的と受け取められたほか、クアルコムが輸出規制による売上高への影響を予想したことから、半導体銘柄が幅広く売られた。アームは15.72%、クアルコムは9.37%、それぞれ急落し、フィラデルフィア半導体指数は7.14%安と2020年3月以来の大幅な下落率を記録した。
バイオ医薬品のモデルナは21.01%急落。新型コロナワクチンと呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンの24年売上高見通しを下方修正した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.04対1の比率で上回った。ナスダックでも3.19対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は141億5000万株。直近20営業日の平均は117億1000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 40347.97 -494.82 -1.21 40916.96 41096.66 40098.57
前営業日終値 40842.79
ナスダック総合 17194.15 -405.26 -2.30 17647.03 17791.59 17051.42
前営業日終値 17599.40
S&P総合500種 5446.68 -75.62 -1.37 5537.84 5566.16 5410.42
前営業日終値 5522.30
ダウ輸送株20種 15812.10 -271.76 -1.69
ダウ公共株15種 1010.91 +22.82 +2.31
フィラデルフィア半導体 4859.59 -373.60 -7.14
VIX指数 18.59 +2.23 +13.63
S&P一般消費財 1482.39 -34.19 -2.25
S&P素材 578.50 -2.01 -0.35
S&P工業 1062.17 -19.77 -1.83
S&P主要消費財 843.46 +9.10 +1.09
S&P金融 717.43 -10.04 -1.38
S&P不動産 262.42 +4.09 +1.58
S&Pエネルギー 694.15 -18.27 -2.56
S&Pヘルスケア 1761.08 +18.41 +1.06
S&P通信サービス 299.95 +2.66 +0.89
S&P情報技術 4106.25 -142.84 -3.36
S&P公益事業 376.49 +6.85 +1.85
NYSE出来高 11.92億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 36895 - 1055 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 36845 - 1105 大阪比
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