• 2024/08/01 掲載

日本製鉄、今期事業利益予想を上方修正 マージン改善が寄与

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


Ritsuko Shimizu

[東京 1日 ロイター] - 日本製鉄は1日、2025年3月期(国際会計基準)の連結事業利益を6500億円から前年比19.5%減の7000億円に上方修正した。製鉄事業におけるマージン改善が寄与する。

純利益予想も3000億円から同38.1%減の3400億円に引き上げた。IBESがまとめたアナリスト10人の純利益予想の平均値3726億円は下回った。

森高弘副会長兼副社長は会見で「鉄鋼需要が未曾有に厳しい中、積み上げた努力が実を結んだ」と述べ、高炉休止を含む構造改革の効果が出ているとした。

鋼材市況低迷の原因となっている中国の動向については「底入れ感は出ていない。内需は弱く、良くない状況は長引く」とした。また、国内需要も、自動車メーカーによる認証不正の影響が出ており、回復が遅れている。今期単独粗鋼生産量は期初予想の3500万トン程度から50万トン引き下げて3450万トン程度とした。

日鉄は7月、中国の宝山鋼鉄との合弁事業を解消すると発表。日鉄の中国での生産能力は70%削減される。森副会長は、海外事業はインド、ASEAN(タイ)、米国に集中するとし「今、中国はリスクの方が高い」と指摘した。

在庫評価差など一過性の要因を除く実力ベースの事業利益は、今期7800億円を計画する。USスチールの買収を織り込まずに、25年度には9000億円以上を目指す。国内での構造対策や品種の高度化、海外事業の収益拡大が寄与するとみている。

日銀が追加利上げに踏み切ったが、同社の借り入れは100%固定金利となっており、短期的な影響はないとした。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます