- 2024/08/01 掲載
NY外為市場=ドル一段安、FRB9月利下げ示唆 円は4カ月ぶり高値
[ニューヨーク 31日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)が次回9月の会合で利下げを決定する可能性を示唆したことを受け、ドルが下げ幅を拡大した。
円は日銀が30―31日の金融政策決定会合で利上げを決定したことを受け、対ドルで4カ月ぶり高値を更新。一時3月19日以来の高値となる149.63円を付けた。終盤の取引では1.87%高の149.91円。
FRBは30─31日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、金利据え置きを決定。パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で、早ければ9月のFOMCで利下げを議論する可能性があると述べた。
フォレックスライブ(トロント)のチーフ外為アナリスト、アダム・バトン氏は「FRBは後手に回るリスクを冒しても、もう少し長く経済指標を見守りたいと考えている」と述べた。
市場ではFRBが9月に利下げに着手するとの観測が完全に織り込まれている。市場が見込む年内の利下げ回数は2回、もしくは3回。
終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.34%安の104.09。一時103.92まで下落した。月初からの下落率は1.7%。
FOMCがこなされ、市場の次の注目は8月2日に労働省が発表する7月の雇用統計に移った。
ユーロ/ドルは0.05%高の1.082ドル。
ポンド/ドルは0.11高の1.2848ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.77%安の6万5668ドル。
ドル/円 NY終値 149.98/149.99
始値 150.51
高値 151.25
安値 149.61
ユーロ/ドル NY終値 1.0825/1.0826
始値 1.0833
高値 1.0849
安値 1.0802
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