- 2024/08/01 掲載
英中銀、新たな自己資本規則の公表を先送り
[ロンドン 30日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀、BOE)は30日、バーゼル銀行監督委員会が策定した国際的な銀行の自己資本規制(バーゼル3)に基づく英国の規則(バーゼル3.1)について、公表を夏休み以降に先送りすると明らかにした。このため新規則の適用を予定通り来年7月に開始できるかどうかを巡り、疑念が生じている。
BOEの健全性規制機構(PRA)は昨年12月、「ほぼ最終的な」規則を今年第2・四半期に公表する方針を示していた。
だが7月上旬の英下院総選挙を控え、最終版の公表は数週間にわたって保留される事態が発生。銀行は規則の変更に1年間から準備できるよう新規則が夏休み時期の前に公表されると予想していた。
PRAの広報は「われわれは現在、バーゼル3.1に関する作業を完了する最終段階にあり、ほぼ最終的な規則を夏休み直後に公表できると想定している」と述べた。
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