- 2024/07/31 掲載
金融資本市場の状況、実体経済に与える影響を注視=日銀利上げで鈴木財務相
[東京 31日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は31日、日銀が金融政策決定会合で追加利上げを決定したことについて、政府として「金融資本市場の状況や実体経済に与える影響についてしっかりと注視したい」と述べた。
財務省内で記者団の取材に応じた。
同時に決定した国債買い入れ減額計画に関しては「日銀には引き続き債券市場の安定に十分配慮しながら適切な金融政策が行われることを期待する」とした。
財務相は、同日の金融政策決定会合で政府側から議決延期請求を行わなかったことについて、今回の決定は経済・物価動向など幅広い分野にわたって熟慮された結果だとしたうえで「金融政策は一義的に日銀の独立性が大事であり、守らなければいけないと思っているので、そうした要望は出していない」と述べた。
政府と日銀の共同声明(アコード)については、「当面は見直す必要はない」と明言した。
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