- 2024/07/30 掲載
NY外為市場=ドル安定的、主要中銀の政策決定や米雇用統計待ち
[ニューヨーク/ロンドン/東京 29日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが安定的に推移した。週内に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に加え、日銀とイングランド銀行(英中銀)の金融政策決定、さらに8月2日に発表される米雇用統計に注目が集まる。
終盤の取引で、ドル指数は0.18%高の104.56。
ドル/円は0.13%高の153.995円。ドルは一時0.49%下落したものの、切り返した。
ユーロ/ドルは0.33%安の1.0821ドル。
日銀と米連邦準備理事会(FRB)は同じ30─31日に政策決定の会合を開く。FOMCでは据え置きが予想されているが、日銀は追加利上げを決定するかが注目される。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの市場戦略グローバルヘッド、ウィン・シン氏はメモで、日銀が「ハト派的な利上げ」を行う公算が大きく、円がさらなる上昇の勢いを得るのは難しい可能性があると述べた。
バークレイズ証券のチーフ為替ストラテジスト、門田真一郎氏は、先週の世界株安を受け、安全通貨としての円への需要が増したことに言及し「米国株が引き続き鍵を握っている」と指摘。「市場の動きは米国株が主導しており、米国株が安定するかどうかを見極める必要がある。と述べた。
ポンド/ドルは0.01%安の1.28645ドル。
市場では英中銀が8月1日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を0.25%ポイント引き下げ、5%にするという見方が大勢となっている。英国債利回りは29日の取引で低下し、ポンドを圧迫した。
リーブス英財務相はこの日、歳出削減策を発表したものの、ポンドは反応薄だった。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.22%安の6万7390ドルだった。
ドル/円 NY終値 154.01/154.04
始値 153.68
高値 154.20
安値 153.60
ユーロ/ドル NY終値 1.0819/1.0823
始値 1.0834
高値 1.0835
安値 1.0804
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