- 2024/07/26 掲載
ネスレとユニリーバ、上期は増収率が予想下回る 節約志向強く
ネスレは事業買収などの影響を除く上期の売上高が前年同期比2.1%増となり、同社が示した予想コンセンサスの2.5%増に届かなかった。ユニリーバは特殊要因を除く売上高が前年同期比4.1%増にとどまった。両社とも販売量と利益率は市場予想を上回った。
ネスレのマーク・シュナイダー最高経営責任者(CEO)は決算発表時の記者会見で「消費者の間では低価格商品を求める動きが見られ、特に低所得層が圧力にさらされている」と述べた。
ネスレは、消費者がコスト意識を強めたため、値上げのペースを早めに鈍化する必要があったとして、事業買収などの影響を除く売上高伸び率の見通しを従来の4%程度から少なくとも3%に引き下げた。ユニリーバは見通しを据え置いた。
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