- 2024/07/26 掲載
中国、超長期債410億ドル相当を原資に景気浮揚策
国家発展改革委員会(NDRC、発改委)と財政省によると、超長期国債の発行で調達した原資の約半分を、買い替え支援に充てる。新エネルギー乗用車に関しては、要件を満たす購入者への補助金を1台当たり1万5000─2万元に引き上げる。テレビやエアコン、コンピューターなど一部の家電製品の購入者には、販売価格の15─20%相当の補助金(1品目当たり2000元を限度)が支給される。
中国当局はこのほか、超長期特別国債を利用する地方政府の事業申請要件を引き下げることで、中小企業の設備改修の加速を目指す。発改委の幹部は記者会見で「今回の措置が今年下半期の消費市場を浮揚する役割を果たす」と強調し、3000億元の全額が8月末までに配分されると述べた。
中国政府は2024年の成長目標を約5%に設定している。ただ、第2・四半期の成長率は年率4.7%に低下していた。
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