• 2024/07/25 掲載

米IBM、第2四半期売上高が予想上回る ソフト・AI需要好調

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Arsheeya Bajwa

[24日 ロイター] - 米IBMが24日発表した第2・四半期決算は、売上高が157億7000万ドルと、アナリスト予想の156億2000万ドルを上回った。また、ソフトウエア事業について通年の増収率見通しを引き上げた。顧客の人工知能(AI)関連支出の増加がけん引した。

株価は引け後の時間外取引で約3%上昇。AI関連銘柄の人気を背景に、年初から約12%値を上げていた。

第2・四半期の調整後1株当たり利益は2.43ドルで、予想の2.20ドルを上回った。利益率の高いソフトウエア部門の堅調な売り上げが寄与した。

グローバルXのリサーチアナリスト、テジャス・デサイ氏は「生成AIの商業化は加速しており、IBMのような多角的なエンタープライズテクノロジー企業は、AI統合に対する需要の高まりに乗じて収益を上げることができる」と述べた。

ソフトウエア部門の収入は約7%増の67億4000万ドルだった。通年の増収率見通しは従来の1桁台半ばをやや上回る水準から1桁台後半に引き上げた。

半面、コンサルティング部門の年間増収率見通しは従来の6─8%から1桁台前半に引き下げた。

第2・四半期の同部門の収入は約1%減の51億8000万ドル。金利高や物価上昇圧力が継続する中、顧客が裁量的支出や短期のコンサルプロジェクトを縮減した。

ジェームズ・カバノー最高財務責任者(CFO)は、顧客が競争上の優位を得るために生成AIに投資する一方で、他の支出の優先順位を下げたため、コンサルティングに影響が出たと説明した。

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