• 2024/07/25 掲載

米6月新築住宅販売、前月比0.6%減の61.7万戸 7カ月ぶり低水準

ロイター

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[ワシントン 24日 ロイター] - 米商務省が24日発表した6月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.6%減の61万7000戸と、昨年11月以来7カ月ぶりの低水準となった。ロイターがまとめた市場予想は64万戸だった。

住宅ローン金利と価格の上昇が需要を圧迫し、第2・四半期の住宅市場の回復鈍化が改めて示唆された。

5月の販売戸数は62万1000戸と、前回発表の61万9000戸から上方改定された。

6月の販売戸数は前年同月比で7.4%減少した。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、30年固定金利住宅ローン金利の平均は5月初めに6カ月ぶりの高水準まで上昇し、7.22%を記録したが、先週は6.77%と4カ月ぶりの低水準となった。

6月の地域別は、北東部で7.7%、中西部で6.9%、それぞれ減少した。一方、西部では1.4%、南部で0.3%、それぞれ増加した。

6月の新築住宅価格の中央値は41万7300ドルと、前年比0.1%下落した。

6月末時点の新築住宅の在庫は47万5000戸と、5月の47万2000戸から増えた。

6月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は9.3カ月。5月は9.1カ月だった。

米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを行うとの期待から住宅ローン金利が低下しているため、住宅市場の見通しは少なくとも新築については明るい。

キャピタル・エコノミクスの北米エコノミスト、トーマス・ライアン氏は「われわれの予想通り住宅ローン金利の低下傾向が持続するなら、新築住宅販売は今年後半に回復すると思う。中古住宅の供給は、歴史的に見ても依然として逼迫している」と述べた。

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