- 2024/07/24 掲載
南アCPI、6月は前年比+5.1%に鈍化 9月利下げ観測
[ヨハネスブルグ 24日 ロイター] - 南アフリカ統計局が24日発表した6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比5.1%と、前月の5.2%から鈍化した。
ロイターがまとめた市場予想と一致した。エコノミストは南アフリカ準備銀行(中央銀行)が次回9月の政策決定会合で利下げに踏み切ると予想している。
CPI上昇率は10カ月連続で5%を上回った。中銀は目標レンジ(3─6%)の中間値が望ましいとしており、ディスインフレの進行が遅れていることから、政策金利を1年以上8.25%に据え置いている。
ネッドバンクのシニアエコノミスト、アイザック・マットシェゴ氏は今回の統計を受け、中銀が9月と11月に25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施すると予想。
中銀は食品・サービス価格の上昇率の高さに懸念を示していたが、6月の上昇率はともに5月の4.7%から4.6%に鈍化した。
キャピタル・エコノミクスのアフリカ担当エコノミスト、デービッド・オモジョモロ氏は、食品・サービス価格の上昇率鈍化を受けて、中銀が9月に利下げを開始すると予想。25bpの利下げは容認可能だとの見方を示した。
食品・燃料価格を除く6月のコアCPI上昇率は4.5%だった。
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