Kuniko Mutoh

［東京　２４日　ロイター］ - 東北新社は２４日、同社の非公開化に向けた提案をシンガポールの投資会社で大株主の３Ｄインベストメント・パートナーズから受けたと明らかにし、提案への対応を検討する特別委員会を設置すると発表した。

３Ｄインベストメントは２３日、特別目的会社（ＳＰＣ）を通じて東北新社株式の公開買い付け（ＴＯＢ）などを行い非公開化する計画を提示。東北新社は、３Ｄインベストメントの提案について、提案内容の実行後の経営方針や企業価値の向上策が示されていることを踏まえ、「真摯（しんし）な検討」に向け、独立社外取締役５人で構成する特別委員会を設置することを２４日の取締役会で決定したとしている。

３Ｄインベストメントは「純投資および状況に応じて経営陣への助言や重要提案行為などを行うこと」を目的に東北新社株を段階的に取得しており、３月１９日時点の保有比率は１７．６５％となっている。