- 2024/07/23 掲載
トヨタが自社株TOB、約8000億円 MUFG・三井住友FGなど保有株売却
Shiho Tanaka
[東京 23日 ロイター] - トヨタ自動車は23日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)や三井住友フィナンシャルグループ、損保大手が持つ政策保有株を公開買い付け(TOB)で取得すると発表した。
買い付け価格は1株2781円(23日の終値は3109円)で、ディスカウントTOBとなる。2億9012万2345株を取得し、買い付け額は約8068億円。買い付け期間は24日から8月26日まで。すでに設定している1兆円を上限とする自社株買いの枠を活用する。
TOBに応募する予定の株主は、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三井住友銀行、SMBC日興証券、東京海上ホールディングス傘下の東京海上日動、MS&ADインシュアランスグループホールディングス傘下の三井住友海上、あいおいニッセイ同和。
各社が売却する全株式が買い付けられた場合、東京海上は2025年3月期連結決算に有価証券売却益として2220億円、MS&ADは約2000億円を計上する見込み。業績予想に織り込んでいたことなどから、いずれも現時点での業績予想の修正は予定していないという。三井住友FGは、一定の売却益が見込めるとしている。
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