• 2024/07/23 掲載

仏LVMH系投資会社が米マテルに買収提案、争奪戦に発展も

ロイター

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Anirban Sen

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 「ルイ・ヴィトン」などで知られるフランスの高級ブランド大手LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の支援を受ける米投資会社Lキャタルトンが、バービー人形などを手がける米玩具大手マテルに買収提案を行ったことが22日、事情に詳しい関係者の話で分かった。

関係者によると、「トランスフォーマー」の玩具やボードゲーム「モノポリー」を手がけ、マテルと競合する米ハズブロは、Lキャタルトンの動きを知って改めてマテル買収に名乗りを上げるかどうか検討に入ったという。このためマテル争奪戦に発展する可能性も出てきた。アナリストらによると、両社の合併は反トラスト法(独占禁止法)に抵触する恐れがあるとされる。

ハズブロは以前、長年にわたってマテルと買収交渉を行ったが破談した経緯がある。ただ、昨年にバービーのモノポリーゲームとトランスフォーマーのUNO(ウノ)という両社共同ブランドの製品を作ることで合意した。

今回の買収提案報道を受け、マテル株価は20%急騰して19.49ドルを付け、時価総額は65億ドルに達した。ハズブロ株も買われて4%上昇し61.25ドルとなった。

関係者によると、マテルがLキャタルトンの提案を受け入れるかどうかは見通せない。マテル広報担当はロイターの取材に対し「独立企業として長期的な株主価値を生み出す戦略と能力に大きな自信を持っている」と述べるにとどめた。

マテルは玩具需要の低迷に直面している。昨年公開の映画「バービー」はヒットしたものの、株式市場では同社の経営への先行き懸念が深く、株価は過去1年間で23%も下落した。

Lキャタルトンは、同社サイトによれば、運用資産が340億ドルに及び、消費関連ブランド投資に250件以上の実績がある。2016年にLVMHやアルノー会長のファミリーオフィスと提携して株式を売却した。

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