- 2024/07/23 掲載
米国株式市場=反発、大型グロース株に資金回帰
David French
[22日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価3指標が反発して取引を終えた。大型グロース株に資金が回帰した。
S&P総合500種とナスダック総合は先週、4月以降で最悪の週間パフォーマンスとなっていた。ダウ工業株30種は17日に終値で過去最高値を更新した後、2営業日続落していた。
この日は大型株のアルファベット、メタ・プラットフォームズ、テスラが2.2─5.1%高と軒並み上昇。前週の下げから反発した。
半導体大手エヌビディアも4.8%上昇。新型の人工知能(AI)向け旗艦半導体「ブラックウェル」について、米国の現行輸出規制に沿った中国市場向けのモデルを準備しているとロイターが報じた。
S&P主要セクターでは情報技術が2%高と最大の上昇率を記録。4営業日続落に終止符を打った。
グレンメードの投資戦略・調査責任者、ジェイソン・プライド氏は「きょうの動きはおそらく先週の売りからの反発と思われる」と語った。
バイデン大統領が大統領選から撤退し、ハリス副大統領を候補として支持すると表明したことを受け、市場では選挙戦の状況を再評価する動きが出ている。
オンライン賭けサイト「プレディクトイット」によると、トランプ前大統領勝利のオッズは4セント低下して60セントとなった。一方、ハリス氏勝利のオッズは12セント上昇して39セントとなった。
トランプ氏に関連する銘柄はまちまち。トランプ・メディア・アンド・テクノロジーは0.8%安、ソフトウエア会社ファンウェアは4%高。
ソフトウエア更新が19日に世界的なシステム障害を引き起こしたサイバーセキュリティー企業クラウドストライクは13.5%急落。下げ幅をさらに拡大した。
デルタ航空は3.5%下落。システム障害からの復旧が難航し、22日も多数の便を欠航とした。
通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは6.1%安。第2・四半期売上高が予想を下回った。
玩具大手マテルは15.1%急伸。投資会社Lキャタルトンからアプローチを受けたとロイターが報じた。
米取引所の合算出来高は109億5000万株。直近20営業日の平均は113億7000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 40415.44 +127.91 +0.32 40414.49 40472.53 40222.77
前営業日終値 40287.53
ナスダック総合 18007.57 +280.63 +1.58 17923.65 18040.99 17839.76
前営業日終値 17726.94
S&P総合500種 5564.41 +59.41 +1.08 5544.54 5570.36 5529.04
前営業日終値 5505.00
ダウ輸送株20種 15900.24 +116.79 +0.74
ダウ公共株15種 957.34 +6.49 +0.68
フィラデルフィア半導体 5477.83 +210.67 +4.00
VIX指数 14.91 -1.61 -9.75
S&P一般消費財 1525.50 +13.18 +0.87
S&P素材 569.67 +1.91 +0.34
S&P工業 1067.90 +11.31 +1.07
S&P主要消費財 836.12 -0.30 -0.04
S&P金融 717.25 +4.54 +0.64
S&P不動産 256.68 +2.49 +0.98
S&Pエネルギー 701.44 -5.07 -0.72
S&Pヘルスケア 1732.57 +9.78 +0.57
S&P通信サービス 305.51 +3.64 +1.20
S&P情報技術 4382.84 +84.40 +1.96
S&P公益事業 359.34 +3.10 +0.87
NYSE出来高 9.03億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 40005 + 525 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 39950 + 470 大阪比
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