- 2024/07/23 掲載
第1四半期の英貯蓄率11.1%、コロナ禍以降高水準続く
パンデミック以降、英国の家計貯蓄率は急速に上昇しており、同局はこの傾向は今後も続くと予想している。
英国家計の余剰貯蓄はパンデミック以降、1430億─3380億ポンド(1850億─4370億ドル)の範囲にあり、ONSは「英国の家計は、支出が家計消費と経済成長を支える重要な要素となっている米国とは異なり、貯蓄を使うことに消極的だ」との見解を示した。
ONSの分析から、19年以降に上昇した貯蓄率のうち、40%以上は金利上昇と収入予想の変化を反映していることが示唆される。
貯蓄率の上昇分の10%未満は、失業への不安に起因する予防的貯蓄で、上昇分の約半分は「その他の要因」によるものとされる。ONSよると、これには失業率や金利とは直接関係のない地政学的な懸念や経済的な不安が含まれる可能性があるという。
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