• 2024/07/22 掲載

SWFと中銀、懸念材料として地政学がインフレ上回る=調査

ロイター

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Libby George Marc Jones

[ロンドン 22日 ロイター] - 世界の政府系ファンド(SWF)と中央銀行にとって、最大の懸案事項がインフレから地政学的な対立に移ったことが、インベスコが22日に公表した年次調査結果で分かった。世界人口の約半分を占める国々で今年選挙が実施され、米中間の貿易紛争が強まるなどの情勢が反映されている。

インベスコの公的機関責任者、ロッド・リングロウ氏は「当然のことながら、今年は選挙年だ。短期的にも長期的にも、今後の見通しにおいて地政学が(インフレを)しのいだ」と述べた。

「インベスコ・グローバル・ソブリン・アセット・マネジメント調査」は今年第1・四半期、総額22兆ドルを運用する83のSWFと53の中銀を対象に行った。

それによると、調査対象の83%は短期的な最大の懸案事項に地政学的な緊張を挙げた。今後10年間に関しては、地政学的な分裂と保護主義を挙げた割合が86%に上った。

長期的には、気候変動が2番目に大きなリスクとして指摘された。リングロウ氏は「気候変動は今や主流の問題になっており、SWFと中銀の投資過程に組み込まれている」と語った。

西側が凍結しているロシアの資産3000億ドル余りを没収する可能性も、中銀の警戒感を誘っている。中銀の56%は、資産が「武器に使われる可能性」から、金の魅力が高まったと回答した。

リングロウ氏は「金地金を購入する中銀が増えている」と指摘した。

また、調査対象の半分以上は、世界の多極化が進むのに伴い、新興国市場が恩恵を被ると予想。SWFの67%は、新興国市場が先進国市場並みか、それを上回る運用成績をもたらすとの見方を示した。

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